こんにちは。
堂下です。
よくマーケティングで、「ペルソナを作ることが大切だ」と言われますよね。
ペルソナを作ることで自社の製品やサービスを、顧客にどのようにアプローチするのかがわかります。
とはいえ、ペルソナを作ると言っても既存客が少ない会社、または個人事業主なんかは悩むところですよね。
数名いる既存客の年齢層、趣味、嗜好、性別、全てバラバラだと全くペルソナのイメージが思いつきません。
事実僕もジム立ち上げ当初まさにそんな感じでした。
今ではマーケティングを専門にしているので、ペルソナ作りに困りませんが、少し行き詰まることがあります。
そんな時に設定しているペルソナが、「20代・女性・彼氏のいないちょっとブサイクなOL」です。
いかにも怒られそうなペルソナ設定ですが、これには日本でマーケティングを行う上で大きなヒントが隠されています。
市場の最高のインフルエンサー
ポケモンGOが去年流行ったことを覚えていますか?
爆発的なヒットを記録したアプリですが、その開発会社であるナイアンティック社は、ペルソナをこう決めました。
「20代後半の女性」をターゲットに開発しようと。
その結果あの大ブームが起きたんですね。
他にもヒットしたものと言えば、映画、君の名は。
この映画は誰をターゲットにしているのか、ワイドナショーで松本人志さんがこう言っていました。
「あの映画って20代のちょっとブサイクなOLを狙ってるよね」と。
ここまででもうおわかり頂けたかと思いますが、大ヒットを飛ばすには、「20代女性・ちょっとブサイクなOL」をペルソナにすることが一番成功の確率が高いのです。
今流行りのブルゾンちえみもそんな感じしますよね。
でもなぜこのペルソナを設定するとヒットするのでしょうか?
そこには深い理由があります。
人生で一番多感な時期
まず20代の女性は一番多感な時期です。
例えば、20代前半は、就職、恋愛、美容、友情、お金、20代後半はそれに加え、結婚、出産、キャリアなど。
とにかくいろんな情報を仕入れないとやっていけない年齢です。
女性は常にマウンティングの世界で生きていると思っているので、常に情報で有利になっていないといけません。
もちろん純粋に共有したいという気持ちもあるでしょう。
マウンティングか共有のどちらかの理由で、あらゆることにアンテナを張っているわけです。
常にトレンドに乗りたいからですね。
RIZAPは本来は富裕層をターゲットにしていましたが、大きなヒットを飛ばした理由を作ったのは20代の女性です。
ダイエットなんてまさにですよね。
軌道に乗ったあたりの会員は圧倒的に女性が多かったことからもヒットした理由がわかります。
暇がトレンドを生む?
「でもなんでちょいブスOLなんだ!」と思うかもしれません。
それは、今まで彼氏ができたことがないわけではないけど、彼氏ができない上に、収入もそこそこ安定しているからです。
どういうことかというと、美人や可愛いと言われる人は彼氏がいたり、遊べる男がいます。
一方で、今まで彼氏ができなかった女性は、彼氏を作りたいというより、趣味に走る傾向があります。
そうして残ったちょいブスな人は、友人と飲むか、暇があればスマホでトレンドを追ったりするわけです。
その結果、持ち前の多感さを生かし、市場のインフルエンサーとなり、商品やサービスが広がるのです。
最後に
まさにその層を狙ったマーケティングに何十年も成功している会社があります。
それはどこだと思いますか?
一発でわかったあなたはもうこの層へのマーケティングはできますね。
ちなみにこの記事のペルソナはどんな人でしょうか?
それは「20代・女性・ちょいブスOL」です。
だってその人が見たら怒って炎上しそうじゃないですか。
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